西洋美術館で現代アートの鑑賞を
展示終了間際に行ってきました。「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となり?」国立西洋美術館公式ページ今年開館65年を迎える国立西洋美術館。しかし大々的に「現代美術」を展示するのは初の試みとなります。会場では現代アートらしく型にはまらない展示の数々。動画や彫刻も含め空間を最大限に活かした魅せ方で様々な工夫が施されているのがわかります。又、国立西洋美術館に対しての提案をアーティスト側に問いその答えを...
View Article「ロゴスと巻貝」刊行記念のトークイベントに行って来ました!
「いつかたこぶねになる日」を読んでからすっかりハマってしまった感のある小津夜景。新刊「ロゴスと巻貝」のイベントで「実物」に会える、という事で「何だか推し活っぽいな」と思いながら行って来ました。「ロゴスと巻貝」 小津夜景...
View Article「シンジケート」新装版で30年前の記憶を辿りながら楽しむ歌集
先週末、YouTubeチャンネルをフォローしている有隣堂の伊勢佐木町本店に。何処と無く古さを感じるビルの佇まい。しかし昔のビルの方が断然クラシックで良かった、という話をYouTubeでしていました。一部でも復刻してほしいものです。その有隣堂チャンネルで取り上げられていた一冊を購入してきました。「シンジケート」 穂村弘...
View Article「無名」久々トニー・レオンでスパイ映画を
観たかった一本。やっと行ってきました!「無名」映画.com第二次世界大戦下の上海。汪兆銘政権国民党の政治保衛部のフー(トニー・レオン)は、従兄で上司のタンと共に上海に駐在する日本軍スパイ渡部(森博之)と戦局について情報交換しつつ、部下のイエ(ワン・イーボー)やワンに諜報活動の指示を出す。一方イエは渡部とも繋がる二重スパイでもあったが、婚約者であり共産党スパイでもあるファンはそんな彼を許さず、祖国の為...
View Article「別れる決心」密やかな大人のサスペンスロマンス
先日観た「無名」に関連してよくネットに上がっていたのが「ラスト、コーション」。同じ時代背景のスパイ物という事ですが、こちらは更に恋愛要素高めのようで、残念ながらアマプラでは視聴不可。折角なのでヒロインだったタン・ウェイ出演作品を探していると、韓国映画に出ていたんですね。気になっていた作品だったのでアマプラで鑑賞しました。「別れる決心」映画.com山頂から男性が転落死する事故が発生。事故ではなく他殺の...
View Article「お嬢さん」徹底した変態さを真面目に描いたサスペンス
パク・チャヌク監督作品を続けてアマプラで。「別れる決心」がマイルドなトーンだったので、予備知識無しで観たこちらは余計にぶっ飛んだようにみえました。「お嬢さん」映画.com1930年代、日本統治下の韓国。詐欺グループに育てられた少女スッキは、詐欺師の「藤原伯爵」から、金持ちの令嬢秀子を誘惑して結婚した後精神病院に入れて財産を奪い取るという計画を持ちかけられる。これに加担することにしたスッキは、秀子が叔...
View Article「関心領域」音と映像で想像力と怖さをかきたてられる作品
公開を待っていた映画です。今日劇場鑑賞してきました。「関心領域」映画.comアウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘスは妻のヘートヴィヒと5人の子供たちと共に庭とプールのある大きな家で豊かな生活を送っている。しかし壁の向こう側では毎日のように強制労働と虐殺が繰り返されており、彼はその指揮をとっていた。ある日彼の功績が評価され昇進を意味する転属が任命されるが、アウシュビッツでの暮らしに満足しているヘート...
View Article中国語のお勉強
物凄くご無沙汰しております。。。何度もトライ&ギブアップを繰り返していた中国語にまたまた(+また)着手し、どうにか初級レベルのテストを受けてみようかな、と思うくらいにはなりました。Amazon.co.jpここ数週間、試験期間中の学生みたいに家でも外出中でも暇があれば単語を覚える、という生活をしており、昨日とりあえず公式の試験を受けに。某大学のキャンパスでの受験。こういうテストを受けるのは、数年前のT...
View Article「エクソフォニー」母語の外へ作者と一緒に旅する楽しさ
もう何年も前に読んだ本。思い出深いのにどこをどう探しても見つからず、再度購入しました。今回は文庫本で。「エクソフォニー 母語の外で出る旅」 多和田葉子...
View Article「活きる」激動の時代に生きた家族の物語
随分前にアマプラで観た映画。印象に残っていたので。「活きる」映画.com資産家の家に住むフークイは身重の妻チアチェンに構いもせず、サイコロ賭博に明け暮れる日々。やがて博打の借金で全財産も家も失い妻にも去られたフークイは、プロ並みの影絵芝居を生業としまっとうな暮らしを志すうちに妻と子供が戻ってくる。貧しくも静かな生活ができると思った矢先、影絵芝居の巡業中内戦に巻き込まれたフークイは、何とか家に帰ると、...
View Article「ボーン・トゥ・フライ」若きテストパイロット達を中国で描くとこうなる
イーボー君観たさに行ってきました。それにしてもポスター、いかにも分かり易すぎるでしょ。「ボーン・トゥ・フライ」映画.com優れた操縦技術を持つレイ・ユー(ワン・イーボー)は、テストパイロット隊長からスカウトされ、厳しい選考に合格し、テストパイロットに選ばれる。レイ達は次世代ステルス戦闘機のテスト飛行の任務に就くが、極限状態で繰り返されるテスト飛行は想像を絶する過酷さだった。予告編が出た頃から「中国版...
View Article「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」実話を基にしたユダヤ人難民の子供達の救出劇
ナチスの手から669人のユダヤ人の子供達を救ったイギリス人活動家の実話を元に描かれた作品。重鎮アンソニー・ホプキンス主演で。「ONE LIFE...
View Article「無名」を三度観た後の再びの感想を
千葉で観て、東京で観て、もう無いと思ったらたまたま帰阪中に大阪で上映していて、これはもう一度観ろと「呼ばれた」気になり劇場へ。今回は色々モヤっとしていた事がかなりスッキリしたので頭の整理の為に書いています。ネタバレ全開です。ご容赦を。minonoblog.hatenablog.com時系列が前後する、二重スパイである、などわかりにくい要素があり、理解しにくい点が多い映画。その「わかりづらさ」が逆に「...
View Article「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」バイオレンスを散りばめた上海マフィアと日本人の抗争
「無名」の前にチェン・アル監督が撮った作品。ほぼ同じ時代の上海が舞台でしたアマプラで。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」映画.com1937年の上海。裏社会のマフィア組織でNo.2の地位を築いたルー。組織の不利益になる事ならば暴力も辞さない。妹の夫ワタベは日本人だが上海に長く住み上海語を巧みに話し自らを上海人と称して、表向きは日本料理店を営み裏では義兄のルーを参謀としてサポートしていた。ある...
View Article「よくわからないけど、あきらかにすごい人」まるで成功したオタクのような著者の憧れ度が共感できる
いろんなことに手を出し(つつ)あるので、少し遠ざかっていたAudibleで。「よくわからないけど、あきらかにすごい人」 穂村 弘...
View Article「フォールガイ」映画とスタントマンへの愛とリスペクトに溢れた作品
「フォールガイ」映画com本当にご無沙汰しております。この間に中国語の勉強していたり三線教室に通い始めたり新たな推しを発見したり?と、まぁ自分で勝手に忙しくしているだけなのですが。あまりに手を広げすぎるとよくないと思い先日Audibleは一旦解約しました。これはコストの都合もありましたが少し読書への向き方を考えてみようと思った事からです。さて、映画館のポイント期限を延長すべく無理くりに今日観に行った...
View Article「本日公休」ノスタルジーに浸るような台湾映画
胸塞がれる事件や災害が続き正直心が痛くなるこの頃、台湾映画に癒されてきました。「本日公休」映画.com台中。昔からある理髪店を営むアールイは40年以上も自ら店に立ち常連客を相手に一人ハサミを持つ日々。育て上げた子供達は皆独立しており、次女の元夫で近所で自動車修理店を営むチュアンだけが何かと彼女を気にかけてくれている。ある日遠方から通ってくれていた常連の一人である「先生」が病気と聞いたアールイは、店を...
View Article「少年の君」いじめを背景にした純愛の美しさ
ずっと以前からお気に入りに入れていた作品を。アマプラで。「少年の君」映画.com進学校に通う高校三年生のチェン・ニェン(チョウ・ドンユィ)は受験を控えひたすら勉強に取り組む毎日。殺伐とした校内でかねてからいじめられていたクラスメートが飛び降り自殺するという事件が発覚。新たないじめの矛先がチェン・ニェンに向けられるように。学費の為犯罪まがいの商売をする母親との二人暮らしで他に頼る人のいないチェン・ニェ...
View Article「バリ山行」読めば自分も登ったような気になれるかも
珍しく夫が小説(東野圭吾以外)を、しかも芥川賞受賞作を買ってきたので何だろう、と思ったら案の定「バリの旅行記と思って手にしたら六甲山が出てきてハイキングブックと思って」購入したそうで。お陰で思いがけない読書となりました。「バリ山行」 松永K三蔵...
View Article「熱烈」ダンスバトルシーンとシンプルなストーリーに中国エンタメの熱量を観る
中国映画王一博(ワン・イーボー)主演日本劇場公開三作目。ファンの熱心な口コミから広まってコアファン以外にも火がついている様で。「熱烈」映画.com中国杭州で活動するブレイキンプロダンスチーム「感嘆符!」メインダンサーのケビンは自分勝手で我儘だが、親が練習場の家賃を始め何かと資金援助をしている為コーチのディンレイ(ホアン・ボー)は強く意見することができない。地区決勝戦を控え練習に顔を出さないケビンを憂...
View Article「花様年華」大人の男女のすれ違いをノスタルジックな60年代の香港で
もうとっくにレビューしていたと思っていたけれどスキップしていたようなので…そして先日スクリーンで久しぶりに再び観ることができたので改めて。「花様年華」映画.com1962年香港。新聞編集者のチャウ(トニー・レオン)と商社で社長秘書として働くチャン(マギー・チャン)は同じ日に同じアパートに越して来た隣人同士。やがてお互いの結婚相手が不倫している事に気付き淋しさを埋めるように時間を共にするうちに、戸惑い...
View Article「西湖畔に生きる」自然の美しさと違法ビジネスに手を染める狂気と
今年は中国映画を観る機会が増えたな。「西湖畔に生きる」映画.com中国茶の生産地である西湖に住む母タイホアと息子ムーリエン。父は10年前に行方不明になっており、タイホアは茶摘みの仕事をして息子を育て大学まで行かせているが、ムーリエンはなかなか定職に就けない。タイホアは茶畑の主人チェンと懇意になり再婚を考えるようになるが、チェンの母親に反対され茶畑から追い出されてしまう。やがてタイホアは一緒に茶畑を辞...
View Article「花嫁はどこへ?」インド女性の抱える問題をコミカルな設定で
前情報無しの劇場鑑賞。大当たりでした!面白かったな。「花嫁はどこへ?」映画.com2001年大安吉日のインドのある村。しきたりに従い自宅で結婚式を挙げた花嫁プールは、花婿ディーパクに連れられ彼の家へ向かう満員列車の中で、何組もの新婚カップルと乗り合わせることに。目的地の駅で慌てたディーパクは同じように赤いベールを目深に被った女性ジャヤを間違えて家まで連れ帰ってしまい、花嫁が別人であることがわかった親...
View Article「シビル・ウォー アメリカ最後の日」内戦で荒廃した米国を走るジャーナリストのロードムービー
どうも「予想外の展開らしい」という事だけ頭に置いて観に行ったけど…確かに想定外でした。いろんな意味で。「シビル・ウォー...
View Article語学のお勉強の続きを…
少し前に中国語を細々勉強しており、試験にもトライした旨書いていたのですが、minonoblog.hatenablog.comおかげさまで3級合格し、調子に乗って続けざまに受けた4級も(ギリギリスコアでありながら)合格できました!6月から3ヶ月の間にほぼ詰め込み状態ではあったものの、既にツルツルの脳みそで頑張った自分を褒めてあげたい!Amazon.co.jpこのHSKなる中国語検定、マークシート形式の...
View Article「追風者」推しのドラマを完走いろいろと思うところあり
日頃ドラマを見ない私が毎週3話ごとの更新合計38話(最終2話は上映会にて)を全話観賞。先ず完走した自分を褒めてあげたいw 配信サービスは「みるアジア」で。「追風者」...
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